南海譜 (新実徳英･谷川雁)

http://grappa60.at.webry.info/200706/article_29.html

コメント 9

>感情移入が強すぎた
それだけ深い内容の歌詞です。
いつも思うのですが、各パートの音に厚みがありますね。
リバーブの効果だけなのでしょうか？
by nyankome (2007-06-24 08:16) 

◆◆ nyankomeさん､ありがとうございます。

> リバーブの効果だけなのでしょうか？

いつも鋭いご質問ですね。丸裸にされてしまいそうです。いや､丸裸になっているのは私の方からでした。

リバーブの効果は大きいです。色々試し､チャーチではなくルームモードで､２．４秒というロング･リバーブをかけています。合唱の場合はこれがお気に入りで､プリセットです。(笑)

これは録音後の処理ですが､実は歌うときにも工夫をしています。バスはマイクから３０ｃｍくらいのところで歌い､上のパートにいくに従って､マイクから離れます。トップテナーでは１ｍ近く離れます。しかも､最後のファルセットのようなロングトーンの場合は､横を向いて歌ったりもします。こうして､僕の苦手な低い響かない音をより鮮明に拾わせます。

そして､最近の２曲（無名と南海譜）ですが､ＰＣのスピーカーで聴くと､デジタル･スタジオでヘッドフォンで聴くのより､遥かに低音がなりません。ＰＣの貧弱なスピーカーではしかたないこと。ＰＣにヘッドフォンをつなげて聴くほうがずっと鮮明です。そこで､これまたデジタル･スタジオの機能のイコライザーを使ってみました。初めてです。

僕は低音のバス･パートのＧ～Ｃあたりを厚くしたいと考え､５００Ｈｚ帯域を＋５ｄＢしてみました。これがまた良く響くんですね。南海譜の音の厚みはそのせいです。（丸裸）

あ～でも､イコライザーを使っているのは､この２曲のバス･パートだけです。他のパートはリバーブだけなので､リバーブの効果がおわかり戴けると思います。
(^-^ ) ニコッ
by Papalin (2007-06-24 19:48) 

◆◆ Krauseさん､ありがとうございます。

さまざまな国の､Krauseさんの目線で見たお写真と文､
楽しませて戴いてます。
by Papalin (2007-06-24 20:38) 

いや～、詳しい解説をありがとうございました。
ここまで処理をされているとは思いませんでしたが、音の厚み、パートの定位など、相当工夫して多重録音されているな、とは思っていました。
私には真似できません。(^_^;)
by nyankome (2007-06-24 20:38) 

◆◆ nyankomeさん､ありがとうございます。

僕の音楽と同じで､感覚に頼って､適当に作り上げているだけなので､何ともお恥ずかしいです。

パートの定位は難しいです。市販ＣＤも同じですが､スピーカーで聴くか､ヘッドフォンで聴くか。これは大きな問題なのですが､敢えて､スピーカーを想定し､若干左右に強めに振っています。何せ､我が家は田舎。音は気にしなくていいものですから。(大笑)

> 私には真似できません。(^_^;)

Ｓｔｕｄｉｏ装置､これ一台で遊べますよ。
nyankomeさんの多重奏､いかがでしょう。
楽しいですよ。(^-^ )
by Papalin (2007-06-24 20:49) 

潮騒の音が聴こえてきそうな合唱ですね。
低音も素晴らしいです。
コメント欄で、いかにすごい録音かということがよくわかりました。
by Cecilia (2007-06-26 11:32) 

◆◆ Ceciliaさん､ありがとうございます。

潮騒の音が聴こえましたか？
歌詞がついている"歌"というジャンルは､情景が想像しやすいですね。その反面､器楽曲の方が自由度が大きいかな。それもよしですね。

すごい録音ですか？
ププッ (￣m￣*）

３０年もやってますと､ご飯食べるのと一緒です。(笑)
by Papalin (2007-06-26 21:11) 

録音のするにしてもいろいろな工夫がいるんですね。
それにしても、Papalinさん、音域が広い、うらやましいです。

この曲もとてもきれいでした。
by izumi (2007-06-27 00:23) 

◆◆ izumiさん､ありがとうございます。

音域は広くないですよ。たかだか２オクターヴ。それも､バスの声は､イコライザーで強調してからに､地声では１オクターヴ半がやっとですね。装置さまさまです。

この曲は素晴しいです。
新実さんのこの曲集､確かに簡単なメロディなのですが､どうしてこんなに素敵なのって感じです。
by Papalin (2007-06-27 22:23)